ネットセキュリティ~インターネットバンキング~

インターネットバンキング被害状況海外のネット犯罪者から見ると、お金のある日本のインターネットバンキングは最高のカモだと思われているようで、被害は急増していて、その送金先の64パーセントが中国人の口座だそうです。初めは、メールでパスワードを問い合わせるような幼稚な手法でしたが、最近の高度なものでは、パソコンをウィルスに感染させて、本物の通信の間に割り込んで、情報を抜き出し、送金手続きをしてしまう手法の可能性を否定できなくなっています。これでは、ワンタイムパスワードでも破られてしまいます。残念ながら、絶対に安全というものはありません。基本ですが、対策は下記に尽きます。

  • https://以下のURLの確認(お気に入りへの登録からのアクセスで可)
  • ポップアップのブロック
  • 最新のウィルス対策ソフトの使用
  • OSとソフトの自動アップデート
  • 出所の不明なものは、開いたり、ダウンロードしたりしない
  • パスワードの確認には対応しない

 これらを怠ると、現時点では、個人口座にはそこまでシビアではありませんが、法人口座の場合は、被害補償の際に過失相殺となる可能性があります。そして、もうひとつ重要なポイントとして、万が一に備えて、インターネットバンキングに使う口座は決済用として、余分な預金は置かないことです。気を付けましょう。