スタンガン、催涙スプレーを考えているあなたへのアドバイス 犯罪・防犯について(記述順)admin いざという時の護身用として、スタンガンや催涙スプレーがあります。スタンガンは、高電圧の電極を相手に接触させることによって、筋肉の激しい痛みと麻痺を引き起こし、催涙スプレーは、浴びた目、鼻や喉といった粘膜部分に激しい痛みを引き起こすことによって、後に傷害を残すこと無く、犯人の行動を数分かそれ以上、継続困難な状況に追い込むだけの強力な効果があります。組み敷かれた時に、たまたま自由になった片手で、スタンガンを取り出し、危機一髪を逃れるといった映画のような情景が目に浮かぶかもしれませんが、実際は、そんなに上手くいくとは限りません。 これらが効果を発揮できる状況は、第一は、所持していることを相手に見せて威嚇して犯行の継続を断念させ、犯人が逃走するケースですが、チカチカと光る青い火花を出すスタンガンをかざして、恐怖に打ち克って相手と対峙している自分の姿を想像するイメージトレーニングが必要だと思われます。第二は、不意打ち的に使用して犯行の継続を不可能にするケースで、犯人と出会った時、気勢を制して、催涙スプレーを取り出し、正確に顔に浴びせることが自分に出来るかですが、多分、日頃から訓練していないと、ちょっと難しいかもしれません。両方ともそれが上手く行かなかった場合に、犯人の逆襲を受ける恐れがあり、その場合は大変危険な状況になりかねません。検討に際しては、そういった具体的なイメージを持って自分に適しているかどうかを考えてみて下さい。なお、催涙スプレーの携帯は問題ないとの判例がありますが、スタンガンの携帯は微妙なようです。何れも、危険な状況が想定されない場合での使用は過剰防衛として傷害罪になる可能性があります。