FIFAの幹部逮捕は分からないことがいっぱい エピソード(新着順)admin 今回のFIFAの幹部に対するアメリカ司法当局の取り締まりについては、私たち日本人には、簡単には理解出来ないことでいっぱいです。汚職って、FIFAの役員は公務員でも無いのに?アメリカで起きた犯罪なの?スイスで逮捕?そもそも、FIFAというか、サッカーから距離のあるアメリカがなんで乗り出したの?といった疑問が沢山湧きましたが、あまり的確な答えがありませんでしたので、自分なりに整理してみました。まず、汚職ですが、調べると、罪状は元々マフィア向けに作ったRICO法違反ということで、どうも、より近い表現は組織犯罪防止法違反のようです。違法な利益授受、送金、脱税を繰り返したことが、反社会的で、最高刑は20年の拘禁と巨額の罰金ということです。FIFAはアメリカから見るとマフィアと同格なのですね。また、利益の授受や送金が、アメリカ国内で行われた、アメリカの金融機関を経由した、または、その被害がアメリカに及んだということでアメリカの法律が適用され、スイスの警察が逮捕したという、正に世界の警察官の面目躍如です。そして、最後の疑問の、なんでサッカー界。だいたい、それら、地下経済も含んで経済が成り立っている国が多い中で、正面切って今更言われると当惑しているのではないでしょうか。でも正論なので反論もできない・・・。憶測はいっぱい飛び交っていて、世界に溢れる不正資金の流通経路を抑えるためとか、アメリカ国内のヒスパニック系住民の支持獲得のためとか、アメリカメディアの損失が見過ごせなくなったためとか・・・。でも一つだけ言えるのは、アメリカ社会では、不当利得、脱税は非常に嫌われ、正義が重要なキーワードなので、ロレッタ・リンチ司法長官は、大岡越前的好感度アップですね。