防犯ブザー使い方のポイント

L501120016外出時に防犯ブザーを携帯している一人住まいの女性の割合は1割程度とのことです。多いか少ないかは、見解の分かれるところですが、防犯ブザーを準備しなければならない状況を避けることが最大のポイントなので、一概には言えないでしょう。人通りの少ない暗い道、公園、空き地等を避けて遠回りでも明るい、人通りのある道を使うこと。夜遅くにお酒を飲んでいて、ハイヒールのような場合は必ずタクシーを利用すること等は基本中の基本で、防犯ブザーが必要な状況に身を置かないことが一番です。でも、それらが難しい場合には、防犯ブザーはとても有効です。ただし、バッグの中に入れたままにせず、かならず手にもって、いざという時にすぐに鳴らせるようにすることが重要です。そして、もう一つ重要なことがあります。

それは、鳴らしたブザーは、すぐに少し離れた所に投げることです。(投げて壊れるようなちゃちなものは、買ってはだめです。)そうすることによって犯人は、ブザーとあなたと両方に対応する必要に迫られますので、その瞬間に逃げ出すことに全力を尽くします。少しでも逃げ出すことが出来ると、襲われた恐怖で声も出せない状況から脱出して、大声で「助けて」と言えるはずです。なお、帰宅時の防犯には、部屋の鍵を開けるとき、毎回、防犯ブザーを準備することはあまり現実的でないので、「ひとり暮らしの見張り番」が有効だと思われます。防犯ブザーが警報を鳴らすという操作が必要なのに対して、「ひとり暮らしの見張り番」はキャンセル操作が出来ないと異常事態として警報鳴らすことで、より確実な効果を期待できます。