空き巣の捜査

shoeprint犯罪捜査というと指紋が真っ先に思い浮かびますよね。でも、あまたある指紋の中で、関係者以外のものをスクリーニングするだけでも大変な作業で、まして、犯人が、素手であちこち触りまくるわけでもないので、鑑識の担当としても、やらない訳にはいきませんが、凶悪犯罪と違って、力の入り難いところかもしれません。それに比べて、足跡。

正に足がつくとはこのことですね。犯人が行儀よく靴を脱いでくれる事はありません。また、最近はフローリングが多いので、きれいな足跡が残ります。ということで、現場保存は、とても大切ですので、その上をスリッパ等で歩き回らないことです。それと、犯人は、事前に不在確認のため、インターホンを押す事が多く、カメラ付きの場合のその画像。顔が映るようなヘマはしないでしょうが、人影程度が映ることはあります。また、押した時間が記録に残るので、アリバイ捜査には非常に強力です。それやこれやで、我が家に入った犯人は、別の場所で逮捕されたとの、刑事さんからの電話連絡がありました。日本の警察は、なかなかやるもんですね。でも、残念ながらというか、当然ながら、被害の求償は、望むべくもありません。盗まれてからでは、遅いんだと思いました。

(盗品がまだ転売されてなくて、証拠品として押収された場合を除き、空き巣被害の補償は、犯人に対して民事裁判で請求することとなるため、現実的ではありません。入っている損害保険があれば、それを当たるのが、賢明なようです。)