警報装置からの110番通報

110一部の警報装置には、外部への電話発信機能が付いていますが、中には、110番への通報を推奨する記載があるものもあります。しかし、これは掟破りです。

機械が自動で発呼して110番に通報しても、警察では何が起きているのか分からず対応のしようがありません。非常に迷惑な話です。各都道府県の公安安員会によって機械警備からの情報による110番通報が認められる条件は、厳格に定められています。外部への通報機能のあるシステムをご使用になる際は、通報先として、110番の設定は決してしないで下さい。それではどこに通報するのかということですが、通報先を自分自身にした場合、すぐに行けるのか、行って賊と渡り合えるのかとかを考えると、あまり現実的ではありません。さらに、外部への通報には、接続のための電話回線が必要で、携帯電話しか持っていない方には、その維持費も追加でかかります。ということで、「ひとり暮らしの見張り番」には、外部への通報機能を付けてありません。これは、外部への通報よりも、その場の大音量の警報の方が侵入対策としては、効果が期待できることと、一番必要なのは、帰宅したあなたが、賊と出くわさないことだというコンセプトに基づくものです。