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日本の犯罪に対する安全性の世界的な位置づけ

日本は犯罪の少ない安全な国と言われていますが、その実態はどうでしょうか。図は殺人事件について、世界218ヶ国の順位と発生件数の中から抜粋して悪い順に並べたもので、確かに人口10万人当たりの殺人事件の発生率の少なさではトップレベルにあるといえるでしょう。

hanzairitsu.fw最悪のホンデュラスの数値は約千人に一件で、例えて言えば、毎年町内で殺人事件があるというような状況です。中南米、アフリカが悪く、アジアは比較的良い傾向にあるというのが全体の印象で、社会の成熟度、犯罪組織、銃規制や警察制度等の様々な要因がありますが、農耕と狩猟の文化的な背景に基づく国民性も大きいように感じます。しかし、視点を変えてみると、ちょっと違った見解もあります。

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犯罪白書に見る窃盗の現状

平成26年版の犯罪白書が発刊されました。侵入窃盗の認知件数はピークの平成14年に比較して、三分の一の11万件と減ってきています。

侵入窃盗.fw日本は、犯罪の少ない安全な国と言われていますが、これをどう捉えるかは、微妙ですね。確かに諸外国と比較すると人口10万人当たりの犯罪件数はピカイチですが、それでも全国では、侵入窃盗だけみても1日に300件近い事件が起きています。なお、万引きは、侵入窃盗と同レベルの件数ですが、これは実態と少しかけ離れています。万引きの検挙率が高いのは、捕まったのは見つかったためという万引き特有の結果で、犯人が特定できない状況で警察に被害届を出すこと(=認知件数)が少なく、統計の結果は、氷山の一角としての現象を示すだけとなっているからです。実際の万引きの件数は、はるかに多いと言われていて、警察庁の推計値では、被害の全体は4000億円を超えるそうです。

さらに、今回の犯罪白書でテーマとなっているのが、窃盗の再犯です。犯罪全体の認知件数が減少している中で、窃盗の再犯が増加傾向にあり、問題となっています。

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スタンガン、催涙スプレーを考えているあなたへのアドバイス

スタンガンいざという時の護身用として、スタンガンや催涙スプレーがあります。スタンガンは、高電圧の電極を相手に接触させることによって、筋肉の激しい痛みと麻痺を引き起こし、催涙スプレーは、浴びた目、鼻や喉といった粘膜部分に激しい痛みを引き起こすことによって、後に傷害を残すこと無く、犯人の行動を数分かそれ以上、継続困難な状況に追い込むだけの強力な効果があります。組み敷かれた時に、たまたま自由になった片手で、スタンガンを取り出し、危機一髪を逃れるといった映画のような情景が目に浮かぶかもしれませんが、実際は、そんなに上手くいくとは限りません。

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防犯ブザー使い方のポイント

L501120016外出時に防犯ブザーを携帯している一人住まいの女性の割合は1割程度とのことです。多いか少ないかは、見解の分かれるところですが、防犯ブザーを準備しなければならない状況を避けることが最大のポイントなので、一概には言えないでしょう。人通りの少ない暗い道、公園、空き地等を避けて遠回りでも明るい、人通りのある道を使うこと。夜遅くにお酒を飲んでいて、ハイヒールのような場合は必ずタクシーを利用すること等は基本中の基本で、防犯ブザーが必要な状況に身を置かないことが一番です。でも、それらが難しい場合には、防犯ブザーはとても有効です。ただし、バッグの中に入れたままにせず、かならず手にもって、いざという時にすぐに鳴らせるようにすることが重要です。そして、もう一つ重要なことがあります。

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二つの強盗強姦事件の報道

警察官強盗強姦

一つは、警察官による強盗強姦事件です。被害者の方の心情を思うと、強い憤りを覚えるとともに、暗鬱な気持ちになります。事件は、6月16日(月)の午前3時に、集合住宅2階の23歳の女性宅の窓から侵入して、枕をナイフのようなもので突き差し、「騒ぐな、殺すぞ」と脅して、乱暴した上、現金1万5千円を奪ったとのことです。被害者は、手に全治4週間の傷を負いました。この事件は、別の窃盗容疑で逮捕された犯人の余罪捜査で、遺留品のDNAが一致したため判明しました。また、それとは別に、犯人の自宅からは、盗んだと思われるナンバープレートや大量の女性用の下着が発見されていて、他にも余罪のある可能性が高いようです。

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